☆脳腫瘍   
  脳腫瘍は原発性脳腫瘍,二次性脳腫瘍に分類される。原発性脳腫瘍は脳および中枢神経支持組織
から生じ,神経膠種,髄膜種などがある。二次性脳腫瘍は全身性腫瘍,転移性腫瘍であり,リンパ肉腫
などがある。主に成齡から高齢犬に多く,血統による素因もある。ボクサー,ボストン・テリアなどの
短頭種には星状細胞腫,神経膠腫,下垂体腫瘍が認められ,ジャーマン・シェパード,コリーなどの
長頭種には髄膜腫が多い。
   ◇犬の脳腫瘍の分類
 1,原発性脳腫瘍
   神経性膠星状細胞腫,脈絡膜叢腫瘍,神経鞘腫,神経線維腫,髄膜腫,下垂体腺腫,
 2,二次性脳腫瘍
 3,転移性脳腫瘍
    前立腺腫瘍,乳癌,血管肉腫,骨肉腫,
 4,全身性腫瘍
    リンパ肉腫,
   
     ☆脊髄の腫瘍 
  脊髄腫瘍は年齢に関係なく発症し,性差はない。腫瘍の種類およびその発生部位によって
以下のように分類される。
  1,腫瘍の種類による分類
   1)神経原生腫瘍
   2)脊髄周囲の骨,軟組織原発腫瘍
   3)転移性腫瘍,
  2,脊髄造影X線検査によって確認される解剖学的部位による分類
   1)脊髄内腫瘍
   2)脊髄外硬膜内腫瘍
   3)硬膜外腫瘍:最も多い。
   ◇腫瘍による分類
   1,神経原生腫瘍:星状細胞腫瘍,髄上皮腫,肉腫,神経線維腫,
   2,脊髄周囲の骨,軟組織原発腫瘍:骨肉腫,線維肉腫,軟骨肉腫,髄膜腫,
   3,転移性腫瘍:リンパ肉腫,血管肉腫,甲状腺癌,膵臓腺腫,
   ◇発生部位による分類
   1,脊髄内腫瘍:星状細胞腫,髄上皮腫,肉腫,リンパ肉腫,
   2,硬膜外腫瘍:骨肉腫,軟骨肉腫,線維肉腫,髄膜腫,神経線維腫,神経線維肉腫,
           神経鞘腫,リンパ肉腫,
   3,脊髄外硬膜内腫瘍:髄膜腫,神経線維腫,神経線維肉腫,神経鞘腫,リンパ肉腫,          
 
 
 
                   犬の診療最前線・interzoo より 

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