回答日時:2008/11/13 13:58:29

野菜の苦味やエグ味,シブ味,
また切り口が黒くなったりするのが,
野菜の灰汁(アク)なのですがこのアクには
シュウ酸やアルカロイド,タンニンといった
時には体に害を及ぼす影響のある成分が含まれています。
野菜を作る時に窒素過多であったり,
日照時間が少なかったり,光合成が弱かったりすると
硝酸の還元が十分に行われず野菜の中に多量
硝酸態窒素が含まれたまま収穫する事になります。

えぐ味はホモゲンチジン酸という物質とシュウ酸及び
その化合物が主体で,渋味はタンニンという物質が主体,
苦味は糖と結合した配糖体の形で存在する物質と,
アルカロイドが主体となっています。
アルカロイドは植物体中に存在している
窒素を含む塩基性物質の総称です。

胃酸分泌が弱ったりしている時に
この多量の硝酸態窒素が含まれた野菜を与えると,
消化管の中で亜硝酸に変わってそのまま血液の中に吸収されて
血中でヘモグロビンと結合し,ヘモグロビンの働きである酸素運搬機能が,
弱ったり,失われたりします。
この様な状態になると体内が酸欠状態になり
最悪の場合,命に関わる事になります。

手作り食を与えている犬がいるのですが,その相伴に猫も食べています。
ほうれん草や小松菜等に多く含まれているシュウ酸やその化合物は
水溶性なので茹でる事によって溶出しやすくなるので,
私はサラッと茹でた後で暫く水に晒してから使用しています。
つい先ほども菜園で育てた丸大根を収穫して葉っぱの方を
犬用にサッと茹でて,今は水に晒しています
アクを抜いた後で他の食材と共に圧力鍋で煮ます。

アクが強い野菜は犬や猫だけではなく,人間にとってもよくありません。
其々の癖のある野菜をよく知り,調理の方法,与える量を工夫することで,
問題は解決すると思います。

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