◇ 原因は?
   ・ 腸,骨髄,リンパ組織の速やかに分裂する細胞でで増殖する傾向にありそれらを障害する。
   ・・発症,病勢,経過などを左右する要因などは不明な点が多い。
   ・ストレス,不衛生で過密な犬舎,
   ・二次感染,犬ジステンバー,コロナウィルス感染症,サルモネラ症,キャンピロバクター症,
     腸内寄生虫などの合併症によってパルボウィルスが増殖する事がある。
   ・ワクチン未摂取の犬は,軽度感染,不顕性感染(感染していても発症していない)で,
       症状を呈する事無く抗体陽性となる。

       ◇ 伝播方法
   ・ 糞便ー経口感染する。
   ・急性発病期,その後1〜2週間にかけて,多量のパルボウィルスが糞便に排出される。
   ・排出されたウィルスは自然環境に於いて数ヶ月生存する事が出来る。
   
   ・潜伏期を経てパルボウィルス症が発現する。
   ・何れの月齢でも発生するがほとんどの発生は離乳から6ヶ月齢に限られる。
   ・6週齢未満の仔犬は受動的免疫に守られている。
   ・成犬の場合はワクチン摂取をしているか不顕性感染(感染していても発症していない)によって
        抗体陽性となる。

       ○ 受動免疫
抗体を体外から与えることによって獲得される免疫。胎児が胎盤を通じて、
また乳児が母乳を通じて抗体を得る類。血清療法もその応用。

       ◇ 症状
   ・食欲不振,元気消失,発熱,嘔吐,難治性様下痢(出血する場合もある。急速に脱水する事もある。
   ・末期になって細菌性敗血症,内毒素症が起こると低体温,黄疸,また出血傾向を呈する事がある。
   ・幼若,感受性の高い犬種で重篤な場合死亡する事もある。
   ・子宮内,生後感染は急性心筋炎を起こす時がある。
     (ほとんどの母犬は免疫されており,受動免疫を仔犬に伝達しているので,この型の周産期
       パルボウィルス感染は事実上ないに等しい)
   ・パルボウィルス性心筋炎の症状は急性心不全による呼吸困難,
            時には慢性心筋線維症による遅発性慢性うっ血性心不全。
   ・慢性例では各症状の程度が軽く,下痢が長期にわたる。

            ○ 周産期
出産の前後の時期。産前産後。狭義には妊娠第28週以後、生後7日まで。
広義には妊娠第28週以後、生後28日まで。母子双方にとって注意を要する時期とされる。

   

   ※ ウィルス検査には,パルボウィルスモノクローナル抗体を使用したテストで判別出来る。
       「マピック・パルボテスト・チェックマンcpv(テスト製品は多数あり獣医師によって使用するものに違いがある)。」
   ※ 犬の体調を常に観察,寄生虫駆除,ウィルス感染などに注意をし,早急な対処で,CPVによる
            被害を最小限に導く。
   ※ 野外で人間に付着したウィルスが家庭内に持ち込まれ,家庭内に持ち込まれたウィルスに
           接触をした犬が感染する。
   ※ 犬の体調を常に観察,寄生虫駆除,ウィルス感染などに注意をし,早急な対処で,CPVによる
        被害を最小限に導く。



        
 参考文献  参考文献  サウンダース小動物臨床manual     文永堂
                           犬の臨床                   Dairyman

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