◇ 噛み癖に困っています。
  ・手に噛み付いた時に初めの飼い主さんの反応が面白くて,
      飼い主さんは怒っているつもりでも犬側は遊んでもらっている事になってしまっているのではないか?
  ・噛み付く・威嚇する事によって,犬に何かメリットになるような条件付けをしているような事は?
  ・躾をしようと犬を脅したり,怖がらせたり,逆に興奮させてしまう事で,体罰と同じような副作用があり
     このような犬の性格によっては,逆に噛み付く行動を強化してしまう事があります。
  ・食事中に側へ寄ったり,離れたり,話し掛けたりする事で,逆に犬の攻撃行動を引き起こしてしまう事が
       あります。
 
  ※ 一度付いてしまった癖を矯正し直すには,服従訓練のし直しが必要となってきます。
          原因の多くは仔犬時代の飼い主の接し方に問題がある場合が多い様です。
 
   ○ 犬の支配性を,怖がりな犬に自信を付けてしまった場合に時として起きてきます。 
        ・犬に声を掛けすぎる。
        ・犬に接する態度が声高で落ち着きがない。
        ・犬を静止・制止する時に,大袈裟な態度・甲高い声で連呼する。
  この様な接し方を続けた場合,犬の興奮性・攻撃性を煽る結果となってしまいます。
犬を制止する時は,低く冷静な声で一声強く命令します。訓練の遣り直しをしている時は,犬にとってプラスの
関連付けの学習をさせると良いと思います。プラスの関連付けとは飼い主の所へ戻れば嬉しい事・楽しい事が
起こる為に,次に同じ命令を聞けば飼い主の所へ行きたいという気持ちが起きてくる事になるのです。これとは
逆にマイナスの関連付けがあります。マイナスの関連付けとは「来い」といって,犬を側へ呼んだ後に犬の嫌い
な事をすれば,飼い主が呼ぶと嫌な事が起こると学習する事になります。服従訓練のし直しをしている時は,
犬にとって嫌な事をする時は飼い主が犬の側へ行くようにすると良いと思います。訓練にトリート(おやつ)を
使用する方法がありますが,sarubiaはトリートを使用することは好まないし,使用致しません。犬と飼い主の
信頼関係があればトリートなど使用しなくとも飼い主の誉め言葉と優しい愛撫が犬にとって最大の御褒美と
なるのです。
 
       犬が問題行動を起こしてしまった時は,飼い主にとっての悪癖を,犬にとって都合の良い事柄と
関連付けた学習をして習慣化してしまう前に,問題回避出来るように何事も早いうちの処置を心掛けましょう。
 
        ◇ 犬の無駄吠えに困っています。
  
   犬が吠えるのは正常なのです。又,犬の吠える声に無駄なものは全くないという事を知って
頂きたく思います。無駄吠えというのは人間にとって困るから「無駄吠え」というだけであって,犬の吠える声
には全てに於いて意味・理由があります。飼い主は無駄吠えという前に犬が何故吠えるのか,どのような状況
の時に吠えるのか,良く考えてほしいと思います。大体に於いて無駄吠えといわれている犬には,ある程度の
パターンがあるのではないでしょうか。
        1,誰かに遊んでほしい?
        2,飼い主と密接な繋がりの為に留守番をしなければならない時に,情緒不安定になる?
        3,単なる退屈凌ぎ?
        4,威嚇として吠える?
        5,エネルギーが有り余って,興奮しすぎる?  
        6,吠えた事によって自分にとって喜びと学習してしまった? 
       (飼い主が叱った事でも犬にとっては,相手をしてもらった事の喜びと解釈して学習する事があります)
        7,健康診断は受けられましたか?
          (時として何らかの病気が原因で問題行動を起こしている時があります)
  やみくもに吠えている犬を叱ったり,躾をしようとしても何の解決にもなりません。まず,犬が何に向かって
吠えているのか。犬の行動・状況などを良く観察をして,原因となるものを除去しなければ犬の問題行動は
解決しないのではないかと思います。 
 
  習慣となったものを訓練,あるいは矯正をしなおすという事は,飼い主にとっても犬にとっても非常に辛く,
心が苦しくなる事が多いです。しかし,問題行動の全ては飼い主の接し方によって後天的に引き起こされた
ものであり,飼い主の責任と忍耐そして,決して諦めない努力をもって克服してほしいと思います。
それを矯正するという事は,飼い主の責任であり義務であると思います 
 

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