◇ 散歩中に友好的な犬にするには,,,,
  散歩中に他の犬や人間に対して攻撃的な犬の問題の原点は,生後6〜8週頃の社会化期・追従行動期に
外の様子に躊躇なく触れて慣れていく時期に外に出る事も無く犬舎だけの生活を強いられて成育させた場合に,
外へ出た時に嫌悪・恐怖の行動がみられるようになります。犬はその嫌悪・恐怖を回避する手段として,時には
攻撃的になる事があります。逆にこの社会化期・追従行動期に充分に外出させたり,探索をさせたりすると,生涯
を通じて外出好き・探索好きの犬になります。又知能の発育にも影響を与え順応性の高い犬に育っていきます。                                                        
                        
      ◇ 庭の小石を食べてしまうのですが,,,,
  動物が食べ物として不自然なものを食べる事を「異嗜」「異食症」「異味症」といいます。慢性消化器障害・
寄生虫性疾患・鉄分の欠乏などの栄養障害などがあった場合に,時としてこれらの症状が現れる事がある
ようです。発育時にこれらの障害があった場合に時として発症のきっかけとなったり,又,これらの生理的原因が
解決しても習慣として,その後も「異嗜」「異食症」「異味症」などが残る事もあるようです。これらの症状が習慣化
してしまった場合などは,生活環境を改善・工夫するしか仕方がないように思います。
 
    ◇ 草を食べるのですが,,,,
  家の仔達は草が大好きで家を出た時から家へ帰りつくまでの間,食べつづけるなんて仔もいますので,
食べる事そのものが異常という考えをSarubiaはもっていないのですが,草を食べる事によって
草に付着している農薬による害,内臓の問題によって食べている場合などがあり気を付ける必要があると思い
ます。
     ◇ どうすれば犬に「来い」を簡単に教える事が出来るでしょう,,,
  感受性が高く学習する時期がありそれを社会適応期(社会期)と呼ばれ,生後3〜12週齢がその最盛期と
言われています。3週齢になって来ると仔犬に感受性が芽生えるようになり同胎仔と遊んだり,母犬に叱られた
りした事を理解したり萎縮したりして,これらを回避しようとする行動が見られるようになって来ます。
  5〜7週齢は模倣行動・追従行動が盛んになる時期です。他の犬の真似をしたり,遊びなどから生活の基本
(リーダー・ボスなどへの挨拶など)を学習する時期になって来ます。又,他の仲間や飼い主の後などをついて
歩いたり(追従行動)もこの時期が最も覚えやすい時期といえます。ノーリードでの「来い」などをこの時期を
利用して訓練を繰り返せば身につきやすいといえます。
  この3〜12週齢の社会期に飼い主の側は楽しく・喜びがある事を学ぶと「来い」の呼び戻しも楽になると
思います。大事な事は,「飼い主が大好き」という事ではないでしょうか。
 
     ◇ 食糞は何故するのでしょう?
  犬の食糞を汚いもの・悪癖と認識しているのは人間だけであって,犬にとっては極自然の行為なのです。
野生にある時は現在の飼い犬のように定期的に,又,栄養を考えた食べ物を与えられる事も無く,食糞をする
事によって栄養の不足分を補っていたのです。食糞をする犬の中にはそんな犬の修正が残っているのかも
分かりませんね。(糞の中には消化しきれていない栄養分が残っています。)その他に考えられる理由としては,
       1,ビタミンB & Kの不足(ビタミンBもKも普通はバクテリアによって腸内で作り出され,少量吸収
            された後,ほとんどは,便と共に排出される)犬の消化吸収には個体差があり消化吸収の
            悪い犬などは食糞によって栄養を補おうとするかも分からない。
       2,食餌の量の不足によって,空腹感・栄養不足から食糞をしているのかも分からない。
       3,寄生虫疾患があって栄養を寄生虫に取られる事によって,その結果,栄養不良が発現して
            食糞をしているのかも分からない。
       4,単に退屈しのぎに食べたものが美味と感じ習慣してしまったのかも分からない。
       5,食餌に犬の食欲をそそる香りがあり,排出した便にもその香りが残っていた場合,食餌と
             勘違いするかも分からない。
       6,犬が決められた場所で排便をしなかった時の飼い主の行動(きつく罰する・大声を出す)
             などによって,食糞の習慣がついてしまう場合もあるようです。
 
          ◇ 犬を何故躾なくてはならないのですか?
  犬はどうして躾をする必要があるのでしょう。?まず,犬の本能から考えてみましょうか?
      ・犬の行動形態の大部分は野生にあっては,
            1,獲物を追う。獲物を攻撃する。獲物を食べる。
            2,犬には自然界にあっては,食糞をする事によって栄養補給をします。
                  (生まれながらにして食糞症があるという事)
            3,犬には罪の意識といったものは存在しません。又,犬は自分の都合の良いように
                  学習をします。犬に躾をしないで一番問題となるのが1番でしょう。
           a,,走り去るものを吠えて,追う。(無駄吠えと言われている。)
           b, 自分の縄張りに無断で入るものを攻撃する。咬みつく。
                  (時としてこれらの行動には安楽死をさせられている。)
人間社会でこれらの本能のままに,生活をさせたらどうなるでしょう。2番の食糞に関しては,寄生虫疾患,
ウィルス疾患などの糞を食す。或いは舐めたりする事によって,それらの病気に罹患する危険性がある。
  犬には犬の社会があるように,人間には人間の社会ルールがあります。人間社会で平和に暮らす為には,
それらのルールを学ぶ必要があります。お互いが平和に,そして,お互いを愛する為に。
  
          ◇ 仔犬の社会化が欠如すればどうなるのですか?
1,6週齢,或いはそれ以前に他の犬達と接触を持たなかった場合,自分がどのような存在か分からなくなります。
     (自己認識にかける。)
2,自分の友となる種との社会化が欠如します。たとえば,犬,人間と接触が充分でなかった場合,
      仔犬は犬,人間と打ち解ける事が出来ず,それらの前で臆病となり逃避しようとし,それが出来ない
       と分かると,攻撃に転じ咬む犬となるのです。
3,感覚的な刺激の乏しい環境に育った場合,刺激の許容限度が低くなります。探索意欲に欠け,
        未知の場所に置かれると,麻痺したように動けなくなってしまう。
4,社会化の欠如した仔犬は,学習能力が乏しかったり,時には放心状態であったり,未知な環境,場所,
       物体などに対して,とても緊張した態度で,関心を持っていても逃げ腰になります。
  これらの社会化の欠如した犬を改善するのは容易ではありませんが,不可能という事でもありません。
犬の成長段階に於いて見られる事を徐々に体験をさせて,刺激の多い環境に徐々に慣らしていきます。      

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