☆ 用途別,犬用食事療法食 
       用途                                    犬用製品   

1,口腔衛生:歯垢・歯石の蓄積と歯肉炎,口臭の軽減         t/d
2,胃腸病:吸収を高め,嘔吐,下痢のリスクを減らす         i/d,w/d,d/d
     腸管の運動を正常にする。
3,食物有害反応:アレルギー反応(掻痒,下痢)のリスクを減らす    d/d
          アレルギーの原因を特定する際に役立ちます
4,心臓病:病気の心臓にかかるストレスを軽減します。         g/d,k/d,h/d
      薬物使用による栄養素の喪失を補います 
5,肝臓病:脳障害を引き起こすアンモニアの停滞を低減します    k/d,u/d,h/d
     体液のうっ滞を最小限にします
6,腎臓病:腎機能の低下に伴う臨床症状を軽減します         g/d,k/d,u/d
     腎臓への悪影響をより軽減します
7,下部尿路疾患/尿石症:血症や尿石の形成を阻害します   s/d,c/d,w/d,u/d
              特定の尿石の溶解を助けます
8,体重過剰,肥満:食事量は通常と変わらず摂取エネルギーを制限します  r/d,w/d
             ビタミンやミネラルの摂取量は十分供給します
9,糖尿病:血糖値の急激な変動を抑制し,治療効果を高めます      r/d,w/d
 
10,重症医療期・回復期:治癒力と組織修復力を促進します        a/d,p/d
                感染に対する抵抗力を補助します            
   
☆ ヒルズ犬用食事療法食
  
     ☆ 消化器病・下痢,i/d(intestine/diet)
   1,下痢,胃炎,腸炎に,
   2,膵外分泌不全に,
   3,胃腸の手術の後に,
   4,膵炎(非高脂血症性)に,
   5,胃腸障害を有する幼犬に,
  ◇特徴
1,高品質の混合線維:可溶性及び不溶性線維をバランスよく配合しているので,胃腸障
      害からの回復を早めます。
2,高消化性の蛋白質:高消化性の食物で吸収率を高め,消化機能が低下している
      胃腸を助けます。
3,高消化性の脂肪で,量を適度に制限:少量で必要なエネルギーを供給する事により,
      摂取量を減らし,消化管への負担を軽減します。
4,ビタミン・カリウム:胃腸障害に伴う代謝性アシドーシスや電解質異常などの症状を
      緩和し,治癒を促進します。
5,幼犬にも適用:小麦グルテンやラクト-スを全く含まないので,幼犬にも成犬にも
      安心してしようできます。
 
   ◇正常な消化噐系は,食物を分解,吸収します。
   栄養素の消化・吸収能力が損なわれた状態が消化器系疾患です。消化器系疾患では,
胃腸の内壁が荒 れますが,間違った食事を与えると更に悪化します。適切な食事を与える事で,
胃腸の内壁の治癒が促進され ,また,酵素や胆汁の分泌量が低下している状態であっても,
 栄養素の吸収が助けられます。

    ☆腎臓病・心臓病 k/d(kidney/diet) 
  1,腎臓病に,
  2,軽度〜中等度の心臓病に,
   ◇特性
1,蛋白質を制限:窒素性老廃物の産生を減少させ,腎臓の作業負荷を減らし,
      腎臓の機能を高めます。
2,n-3脂肪酸を増量:腎臓の血液量を増やし,腎臓の損傷の進行を遅らせます。
3,リンの制限:腎臓の作業負荷を軽減し,腎臓の損傷の進行を遅らせ,高リン酸血症,
      上皮小体機能亢進症の改善に役立ちます。
4,可溶性線維を配合:窒素を栄養源としている腸内細菌を増やす事により,血液中の
      余分な窒素を減らすのを助け,腎臓の作業負荷を減らします。
5,ナトリウム制限:腎臓の損傷の進行を遅らせ,高血圧を軽減します。
6,高カロリー(非蛋白質カロリー):十分なカロリーで体蛋白質の異化(体の蛋白質が
      分解されてエネルギーとして利用される状態)
7,アシドーシスの改善:緩衡作用を強化する事により,腎臓病時のアシドーシス(体が
      酸性に傾く事)を改善します。
   ◇心臓病・心臓病の食事管理 
               腎臓病          心臓病
    〜軽度        g/d             g/d
   軽度〜中等度     k/d             k/d
  中等度〜重度      u/d             h/d
 
   ◇ 正常な腎臓は,老廃物を濾過・除去します。                     

  ☆ 心臓病に,h/d(heart/diet)
 1,中等度から重度の心臓病に,
 2,浮腫,腹水,または高血圧に,
 3,ナトリウム貯留の緩和を必要とする疾患(肝臓病,腎臓病)に,
    ◇特性
1,塩分(NaCI)を高度に制限:高血圧,体液の貯留を制限します。
2,蛋白質を制限:蛋白質を制限し,窒素性老廃物を減少させる事により,
  心臓,腎臓,肝臓の負担を減少させます。
3,タウリンの増量:心筋に高濃度に分布するタウリンは心臓の代謝補助に
       役立ちます。
4,ビタミン・カリウム:降圧利尿剤の投与により失われる水溶性ビタミン,
   カリウムを適切に補給します。
 
☆正常な心臓は酸素を多く含んだ血液を全身に送り込みます。 
  
☆ ストルバイト・尿石症の治療に,s/d(struvite/diet)
    1,ストルバイト尿石症に,
    2,ストルバイト結晶尿に,
  ◇特性
1,マグネシウムを制限:尿石形成成分の尿中濃度を低下させます。食物中のマグネシウムは100kcalあたり
   20r以下でストルバイト尿石症の可能性を低くしています。
2,ナトリウム(塩分)の増量:飲水量の増加を促し,尿量を増加させ,ストルバイト結晶が尿石に成長する
   前に体外へ排泄させます。
3,酸性尿の産生:ストルバイト尿石は尿PH6.4以下で溶解度が増します。
 
☆尿石症予防 c/d(calchulus/diet) 
  1,ストルバイト尿石治療後の再発予防に,
  2,成犬の維持食に,
   ◇特性
1,蛋白質を軽度に制限:尿石形成成分であるアンモニウムイオンの尿中濃度を低下させます。
2,リン,マグネシウムを制限:尿石形成成分の尿中濃度を低下させます。
3,ナトリウムを軽度に制限:成犬の維持食として適しています。
4,酸性尿の産生:ストルバイト結晶は尿ph6.4以下で溶解度が増します。
 
    ◇正常な尿路は尿を集め,排泄します。 
  食物中の蛋白質,リン,マグネシウムの含有量が高いと尿中に無機質の結晶ができ,
これが尿路の粘膜を刺激します。蛋白質(アンモニア),リン,マグネシウムノ量を適切に減らした食物を与えると,
尿中に排泄される尿石形成物質の量が少なくなります。  
 
☆肥満の減量 r/d (reducing/diet)
   1,肥満の犬の減量に,
   2,高脂血症に,  
   ◇特性
1,脂肪を制限:体重減量の食事としてカロリーを制限し,また,血液中の脂質を減少さ
   せます。
2,繊維質を増量:体重減量時にカロリーを制限しても繊維質により満腹感が得られ,
    糖質,脂肪の吸収を抑制します。
3,カルニチンを配合:カルニチンは,脂肪を燃焼しエネルギーへと変換する作用を
    持っているため,体に無理なく減量を行う事ができます。
4,必須脂肪酸を増量:必須脂肪酸は減量中における皮膚・被毛の状態をより良い状態に保ちます。
    ◇肥満の成因
1,単純な要因
  a,エネルギー供給の増加=食物の摂取過剰
  b,エネルギー消費の減少=運動不足
2,代謝異常
   a,脂肪合成の亢進
   b,体内の熱産生の減少など                              

☆食物アレルギーによる皮膚病と胃腸炎 d/d(dermatitis/diet) 
  1,食物アレルギーによる皮膚病に,
  2,食物アレルギーによる胃腸症状に,
  3,成犬の維持食に,
    ◇特性
  1,蛋白質源:缶ではラムと米,ホワイトフィッシュ(白身魚)と米の2種類,ドライでは卵と
      米,サーモンと米,ダックと米,の3種類,計5種類の異なる蛋白質を使用した
      製品を用意しています。過去に食べた機会が少なく,今後も食べる機会が少な
      い蛋白質を使用していますので,アレルギー症状を抑える事が出来ます。
  2,炭水化物源:米のみを使用しています。
  3,必須脂肪酸を増量:皮膚・被毛の状態をより良い状態に保ちます。
    ◇アレルギーの原因
   アレルギーの原因にはノミ・花粉・塵・食物などがあり,これらの組み合わされ,
 積み重なる事により,一定の限界(閾値)を超えた時,痒み・皮膚病・下痢などの症状
 が出てきます。低アレルギー食を与える事によってアレルギーを抑える事が出来ます。
   ◇食物アレルギーの食事管理
  1,いままで食べた事のない蛋白質に変えます。
  2,過剰な蛋白質を避け,消化性のよいものを与えます。
  3,食事を低アレルギー食に切り替えてから4週間〜8週間経過をみます。
    ◇食物アレルギーの発生 
 
  健康な犬にとって栄養素 ← 蛋白質 →   アレルギーの犬にとって体内の
                               免疫の過剰反応により抗体を
                               つくりアレルギーを起こします。          
  
 ☆ 食物アレルギーによる皮膚病と胃腸炎に z/d(hydrolyzate/diet)

   z/dは,食物アレルギーを引き起こさない加水分解蛋白質を使用しています。
     1,食物アレルギーによる皮膚病に,
     2,食物アレルギーによる胃腸炎に,
     3,成犬の維持食に,
 
  ◇特性
 1,加水分解蛋白質を使用
    加水分解によって蛋白質を非常に小さく分解しており,アレルギー反応を引き起こしません。
 2,炭水化物源
    z/dULTRAは精製された高消化性のコーンスターチを,z/dはポテト及び
        ポテトスターチを使用しています。
 3,必須脂肪酸を多く含みます。
   必須脂肪酸は皮膚病,皮毛の状態を,よりよい状態を保つと共に,痒みを抑えます。
 4,高い消化性
   消化性が高く,腸管への負荷を軽減出来,低アレルギー性です。
   
 犬用z/dに使用されている蛋白質は,加水分解によってアレルギーを
引き起こさない程の小さな断片に分解されています。
 
☆回復期・成長期 p/d(protein/diet)  
  1,外科手術の後に,
  2,病中,病後の栄養補給に,
  3,食欲の不振と衰弱に,
  4,発熱,貧血,腫瘍,重度の寄生虫感染症に,
  5,幼犬の維持食に,
  6,妊娠,授乳期の母犬に,      
   ◇特性
1,蛋白質・脂肪を増量:体蛋白質の異化(体蛋白質量がエネルギーとして使われる状態)の防止
2,ビタミン・ミネラルを増量:エネルギー及びその他の栄養素濃度を増量し,栄養補給
      ならびに栄養素の欠乏を是正します。
◇傷病時の代謝亢進
  動物が外傷,感染症,発熱などの時には代謝が亢進し体のエネルギー消費量が増え,
異化も起こりやすい状態になっています。健康な時に絶食すると代謝率が低下し,体の
消耗が抑えられますが,病気の時にはこの様な代謝の低下が起こらないので,栄養
不良に陥りやすくなります。体が消耗する前に十分な栄養補給をして,回復を促しましょう。
 
☆初期の心臓病・初期の腎臓病・高齢期 g/d(geriatric/diet) 
   1,初期の心臓病に,
 
   2,初期の腎臓病に,
   3,高齢犬の維持食に,
     ◇特性
1,リンを制限:初期の腎疾患では体内のリンの停滞が起こるのでリンの制限が必要です
2,蛋白質を軽度に制限:窒素性老廃物の貯留を低減し,腎臓の負担を軽減し尿毒症への進行を抑えます。
3,ナトリウムを制限:ナトリウムの過剰給与は体液バランスを崩すので,適度な制限は高血圧,
    腹水症の改善に役立ちます。
4,可溶性線維を配合:窒素を栄養源としている腸内細菌を増やす事により,血液中の
    余分な窒素を減らすのを助け,腎臓の作業負荷を減らします。
5,n-3脂肪酸を増量:n-3脂肪酸は腎臓の血流量を増やし,腎臓の損傷の進行を遅らせる作用があります。
6,高齢犬の維持食に:腎臓および心臓の機能が低下する事が多い高齢犬の食事管理に適しています。              
 
      
 ☆肥満・便秘・糖尿病 w/d(weight/diet) 
   1,肥満の再発防止に,  2,大腸炎に,  3,便秘に,  4,糖尿病に, 
    5,高脂血症に,  6,肥満傾向のある犬のストルバイト尿石症の予防に,
     ◇特性
1,蛋白質を制限:成犬の維持食として適しています。
2,脂肪を制限:カロリーを軽度に制限し,肥満の再発防止に役立ちます。
3,繊維質を増量:繊維質に反応して病状が改善される病気に有効に働きます。
      (便秘,大腸炎,糖尿病など,)
4,カルニチンを配合:カルニチンは,脂肪をエネルギーに変換し,血液中の脂質量を
       抑え,さらに心臓,腎臓,骨格筋の機能を保持します。
5,必須脂肪酸を増量:必須脂肪酸は減量中における皮膚・被毛の状態をより良い状態に保ちます。
6,ナトリウムを軽度に制限:成犬の維持食として適しています。
7,酸性尿の産生:肥満傾向にある犬のストルバイト尿石症の再発防止に役立ちます。      
   ◇繊維質の役割
1,大腸性下痢・便秘の場合:腸管の働きを整える事により,消化管の食物通過時間を
      正常化します。また,腸内細菌を整える働きがあります。
2,糖尿病の場合:糖分(グルコース)の吸収速度を遅らせて,急激な血糖値の上昇を抑制します。
3,高脂血症の場合:脂肪の吸収を抑制して,血中の脂質を低下させます。
4,肥満防止の場合:満腹感を与えながら,カロリーを制限できます。
 
☆(犬用)w/dには可溶性繊維質と不溶性繊維質が含まれ,上記のような効果を 発揮します。                     
 
   ☆歯石の蓄積予防 t/d(tooth/diet) 
   1,歯垢・歯石の蓄積抑制に,
   2,代謝的要因によらない口臭の防止に,
   3,成犬の維持食に,
    ◇特性
1,維持食の特殊な配列
 線維質の組織構造により,噛んでも崩れにくい様に成形されています。粒に含まれる繊維質が
一定方向に並ぶ事により,粒を噛む毎に歯面の歯垢をこすりとります。
2,蛋白質・カルシウム・リンを制限
 成犬の維持食として適しています。 
    ◇歯周疾患が悪化していく様子
1,健康な口腔内は,引き締まったピンクの歯肉に白い歯がしっかりと支えられています。
       口臭は気になりません。
2,「歯垢」は粘着性で細菌を含んだ無色の膜で,放っておくと固まり,「歯石」の元になります。
         口臭が出始めます。
3,「歯石」は歯肉に炎症を起こし(歯肉炎),歯周組織を破壊します。歯肉は縮み,
            歯は茶色くなり口臭が激しくなります。
4,歯肉炎が悪化すると,歯肉と歯根の間に深い「歯周ポケット」を作ります。
  歯肉は腫れて出血しやすくなり,歯ががたついたり,抜けたりします。激しい口臭が続きます。                            
 ☆がん治療時の栄養補給 n/d(neoplasm/diet)  
    ◇癌の犬の
   1,代謝異常改善に,
   2,生存期間延長に,
   3,クオリティー・オブ・ライフの向上に,
    ◇特性
1,蛋白質を増量
  癌細胞は成長に必要なエネルギーを得るために体内の蛋白質を奪ってしまいます。
  体を衰弱させないために蛋白質を増量します。
2,炭水化物を制限
  癌細胞は成長に必要なエネルギーを得るため主として炭水化物を利用します。
  癌細胞の成長を妨げるために炭水化物を制限します。
3,脂肪を増量
  癌細胞は脂肪をうまく利用する事が出来ません。
  正常な細胞がエネルギーとして利用する事ができる脂肪を増量します。
4,n-3脂肪酸,アルギニンを増量
  n-3脂肪酸及びアルギニンは癌細胞の成長を妨げ,犬の体の免疫力を高めます。
5,高い嗜好性
  蛋白質と脂肪が増量されているので,嗜好性が高くなっています。
  体力を改善する事によって,クオリティー・オブ・ライフ(生活の質)を向上させます。    
 
   
☆スペシフィック犬用食事療法食
           特徴                                  製品名   
1,エネルギー,蛋白質,脂肪,ミネラル,ビタミンを強化しています。       CPW
  妊娠犬,授乳犬,疲労回復期の犬,子犬,活動犬に適しています。   
2,線維を適度に含んでいます。高消化性蛋白質と炭水化物は増量し,     CIW
  ビタミンも強化しています。下痢,胃腸炎,鼓脹症,膵外分泌不全の
  時や老犬に適しています。 
3,脂肪を制限した低カロリーフードです。線維は増量し,ビタミンを強化     CRW
  しています。肥満,便秘,糖尿病,大腸炎の時に適しています。
4,ナトリウムと蛋白質を制限し,カリウム,ビタミンを強化し,炭水化物と脂肪を  CHW
  増量しています。心不全,浮腫,肝不全,腎不全の時や老犬に適しています。
  5,蛋白質を制限しています。リン,ナトリウム,マグネシウムも適度に制限し,  CKW
  ビタミンは強化しています。
6,蛋白質を制限しています。(ただし高生物価の蛋白質含有)リン,カルシウム,CUW
  マグネシウムも制限し,ビタミンを強化むしています。尿毒症,腎不全の時の  
  短期給与に適しています。
7,蛋白質は羊肉と米を減量にしています。脂肪は適度に制限し,必須不飽和
  脂肪酸とビタミンは増量しています。食餌性アレルギーによる皮膚炎,
  胃腸炎の時に長期間給与するのに適しています。                                    
  ◇ドライタイプ
1,CCD  尿石症の時や成犬,老犬への長期給与に,
2,CDD  食餌性アレルギーによる皮膚炎,胃腸炎の時の長期給与に,
3,CID  下痢、胃腸炎,鼓脹症,膵外分泌不全の時や老犬への長期給与に,
4,CKD  腎不全の時や老犬への長期給与に,
5,CRD  肥満,便秘,糖尿病,大腸炎の時に,                 
 
   
☆ ウォルサム食事療法食
   
 ☆腎不全 ロープロテイン・ミディアムプロテイン 
   ◇特徴
1,腎臓の負担になる蛋白質を制限し,利用高率の良い良質な原材料を蛋白源として使用。
2,エネルギー源として体の蛋白質が利用されないよう,脂肪と炭水化物から必要なエネルギーを供給。
3,リンの含有量を適切な量に制限。また,ナトリウムは原材料に含まれるもの以外
  無添加。
4,多尿により失われるビタミン・ミネラルを強化。
5,消化の良い原材料を使用し,消化機能の低下に対応。
6,高い嗜好性と高カロリーにより食欲不振時にも確実な食事管理が可能。
7,ミディアム・プロテインは,ロープロテインに比べ蛋白質,ナトリウムなどの制限を緩め,
  より高い嗜好性を発揮。
   ◇食事管理のポイント
1,蛋白質の摂取量を控え,良質の蛋白質を必要最小限だけ与えましょう。
2,腎臓に負担をかけるナトリウムやリンなどの摂取量を控えましょう。
3,多尿により失われるビタミンB群やミネラルを補給しましょう。
4,体の蛋白質がエネルギー源として利用されないように,1日に必要なエネルギーを
  食事によって十分に摂取させ,体重を維持しましょう。                     
 
☆下痢 セレクトプロテイン・ローファット・ハイファイバー
   ◇セレクトプロテインの特徴(食物アレルギー及び下痢の診断・治療補助に)
1,鶏肉(缶)やキャットフィッシュ(ドライ)と米を原材料とした低アレルギー食。
2,糞便の形を整えるため消化性を低下させない程度に線維を配合(ドライ)
3,長期給与が可能で消化器障害を起こしやすい犬の維持食にも最適。
   ◇ローファットの特徴(成犬及び子犬の下痢の治療補助に)
1,脂肪を低く抑え,胃腸への負担を低減した下痢の治療補助食。
2,消化性の高い原材料を使用。乳糖不耐性による下痢にも対応。
3,下痢で失われやすいビタミン・ミネラルを強化。
  ◇ハイファイバーの特徴(食物線維を強化・糖尿病及び大腸性疾患などの治療補助に)
1,2つの食物線維(可溶性,不溶性)を最適なバランスで配合。
2,蛋白質と脂肪を適度に制限し,合併症を予防。
3,適切なカロリー(302kcal/100g)で下痢による体重減少を抑制。
   ◇下痢の際の給与法
1,24時間の絶食の後,給与を開始。
2,1日2〜4回に分けて与える。
3,給与量は1日要求エネルギー量の1/3を目安に。除々に量を増やし、2〜3日後に
  1日要求エネルギー量を給与する。
4,慢性の下痢及び再発性下痢の場合は処方された食事を長期給与する。
 
 ●下痢のタイプは小腸性?大腸性?症状によって治療方針が異なります。
 ●下痢の症状が激しい時や長期にわたる時は要注意。
   重い病気が隠れていたり,体調が急に悪化する事があります。
   下痢の原因を取り除く治療と共に適切な食事法が必要です。         
☆心不全 ローソディウム  
   ◇ローソディウムの特徴(犬の心不全・高血圧に)
  1,ナトリウムと水分が体内に溜まるのを防ぐため,ナトリウムを低減。
  2,生物価の高い良質な蛋白質を適度に配合し,肝臓への負担を軽減。
  3,利尿により失われるビタミンB群及びカリウムを強化。
  4,心疾患時の消化機能の低下を考慮し,特に消化の良い原材料を使用。
  5,嗜好性に優れ,食欲不振の犬に対しても確実な食事療法が可能。
    ◇こんな症状に注意
  心不全とは,フィラリア症や様々な心臓の病気により,心臓のポンプ機能
(血液を送り出す働き)が弱ってしまう状態をいいます。その結果,体液の循環に師匠をきたし,
血圧上昇や 組織の浮腫,肝臓,腎臓,腸,肺など全身の機能障害が引き起こされます。 
◇心不全を引き起こす症状
○息切れ,呼吸困難,咳,         ○食欲不振,嘔吐,
○消化不良,下痢,             ○運動能低下
○衰弱                     ○浮腫                             
   
 ☆子犬の栄養管理   高栄養/成長期 
   ◇高栄養/成長期の特徴
  1,ウォルサム研究所の厳しい栄養基準に基づき,成長期の子犬の必須栄養素をバランス良く配合。
  2,成長期の子犬のエネルギー要求に対応して,高カロリー(137kcal/100g)に調整。
  3,利用高率の良い蛋白質を原材料として使用。
  4,消化性を高める事により子犬の消化機能の低さに対応。
  5,成長に必要なエネルギーと栄養素を十分に摂取できる,優れた嗜好性。
  6,妊娠,授乳期,食欲不振時や栄養補給が必要なときの食事としても好適。  
◇成長期の子犬は,成犬の2〜3倍のカロリー量や栄養素を必要とします。 
   育ち盛りの子犬は,驚くほどの早さで成長しています。その体が必要とする栄養素を十分に,
しかもバランス良く与える事が,愛犬の健全な発育を促します。        
 
☆食物アレルギー セレクトプロテイン 
    ◇セレクトプロテインの特徴
1,厳選された原材料を吟味し,蛋白源として鶏肉(缶)・キャットフィッシュ(ドライ)と米を使用した
     低アレルギー食。
2,乳糖・乳製品を含まず,食物不耐性に対応。
3,高消化性の脂肪を適度に配合し,炎症性腸疾患に対応。
4,大腸の正常な働きと通過時間を適正にし,また糞便の形を整えるために,消化性を低下させない程度
           に線維を増量。
5,健康に必要な栄養素をバランス良く含み,長期給与が可能(成長期にも給与可能)
消化器障害を起こしやすい犬の維持食としても最適。
    ◇食物アレルギーとは?
   食物アレルギーとは,食物中のある特定の成分に対してアレルギー反応を示す事をいい,
主に皮膚,消化器系,またはその両方 に症状が現れます。犬の皮膚病や胃腸病の約10%は
食物アレルギーが原因として考えられています。  
   (資料:ウォルサム研究所)   
    ◇これといった原因が思い当たらないのに,以下のような症状が長く続き,なかなか治らないという
場合には,食物アレルギーの可能性が考えられます。 
 
   皮膚の痒み,皮膚炎(発赤),ふけ・かさぶた,外耳炎や耳の痒み,
   二次感染による化膿,蕁麻疹,脱毛,下痢,嘔吐                                 
☆肥満  ローカロリー・ハイファイバー 
   ◇ローカロリーの特徴
1,通常のペットフードや肉・魚と比べてカロリー摂取が低くなるよう調整。
2,現体重の15%減を目標として、缶タイプの場合,8〜12週間,
  ドライタイプの場合,10〜14週間での減量計画を設定。
3,減量中でも1日の必要量を満たせる様,各種必須ビタミン・ミネラルを強化。
4,嗜好性に優れ,ペットに空腹感を与える事なく食事療法が可能。
   ◇ハイファイバーの特徴
1,可溶性線維の働きにより,カロリーを控えめに与えても満腹感が持続。
2,脂肪の含有量を適度に制限。
3,高脂血症の治療にも最適。
4,ミネラル・ビタミンをはじめ,犬に必要な栄養素をバランス良く配合。
    ◇肥満は様々な病気や障害を引き起こしやすくします。
       適度な運動と食事療法で,無理のない減量を進めましょう。                       

☆糖尿病  ハイファイバー  
  ◇ハイファイバーの特徴
1,2つの食物線維(可溶性・不溶性)が消化管での糖の吸収をコントロール。
2,血糖値を急激に上昇させる単糖類,食物不耐症の原因となる乳糖,・乳製品を含まない。
3,蛋白質と脂肪を適度に制限する事により,腎疾患や肥満,高脂血症,脂肪肝,膵炎などの合併症を予防。
4,線維によって吸収低下の起こるビタミン・ミネラルを強化。
5,嗜好性に優れ,栄養バランスが良いため,長期にわたる食事療法が可能。
   ◇こんな徴候がみられたら,要注意
  1,水をよく飲む。
  2,トイレの回数が多い(多尿)
  3,たくさん食べるのに,痩せてきた。
  4,トイレ以外のところで尿をもらす。  
   ◇糖尿病は早期発見が大切。愛犬の食事や体重,トイレの様子に気をつけましょう。 

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